
いなさ湖畔にスイカズラが咲き始めた。まだ花の数が少ないので目立たないがつぼみがたくさんあるので、これから綺麗に咲いてくるものと思われる。
がけの途中にあるので甘い香りを堪能することは出来ないが筒状の花弁が先の方では唇状に分かれていて何とも愛らしい。今は純白に咲いているがやがて徐々に黄色くなる。そこから金銀花(きんぎんか)という異名もついているそうだ。この純白で愛らしい花のありかを教えてあげたいが漢方薬としても利用され乱獲を危惧するので場所は秘密にしておこう。

二三日前のNHKの教育番組で漢方薬と家康の話が放映された。スイカズラをみりんで仕込んだ忍冬酒こそ出なかったが家康は相当の漢方薬好きだったようだ。おそらくこのスイカズラを使った漢方薬も家康の秘中の薬だったかも知れないのだがTVに取り上げられず残念なことだった。
スイカズラの花言葉は「愛の絆」だ。新緑をバックに愛らしい花弁を撮る。初夏の風になびく様をオートフォーカスでピントが定まらない画像がまた何とも言えない表現力を醸し出している。いなさ湖畔を訪れるカップルに教えてあげたい映画のワンシーンがそこにあった。
参考リンク先:忍冬酒のお求めは
遠州夢倶楽部加盟店へ