コーラのレトロ看板
我が家の店の外側に写真のレトロ看板がある。もう塗装がはげて、ブショッタイそのもので、周りの赤さびたトタンのはめに調和した、まさに昭和の遺産であった。
小雨振る中、写真の手の人が訪ねて来て譲ってほしいとのこと。先週の榎につづいて今年は年初から、貰われごとが多いなあと思いながら譲ることにした。
このコーラの看板、自分が商売を手伝いしたときからすでにあった。そして年を重ねたが、ある日、自分で再生しようと塗りたくって失敗し骨董的な商品価値も無いものになってしまった。それでも、いくらでも値が付くと思ったが0円だった。
確かに譲ってというからには、くれと言っているようなものだが、何がしの物が頂けると思う浅はかさと、気前良さが交差した。結局、「いいカッコしてタダでくれてやったが、何となくものさみしい後の祭りとなってしまった。もう一つの「ボンカレー」の看板はどこにもあるので珍しくないらしいので興味を示さなかったが、こちらは大切に我が家のお宝にしようと思っている。
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