川名ひよんどり

月光乾麺

2013年01月05日 10:56

 川名ひよんどりに行ってきた。毎年奥浜名湖商工会の新年式と重なってしまうので前半の若い衆の禊や松明を体で制するところは見られない。やっと長い中締めのあいさつも終わり急いでやってきたが後半の踊りの6曲目あたりから見ることが出来た。 

 国の重要無形民俗文化財ということで多くのカメラマンがお堂に上がってその幻想的でのどかな踊りに魅了されてシャッターを切っていた。私も負けじとカメラを構えたが果していい写真が撮れていただろうか?

 ただ残念なことに我々カメラマンがギャラリー席を占拠してしまい本来村人が五穀豊穣(ほうじょう)や子孫繁栄を願い踊りを見ながらお堂を埋め尽くす光景が無くなっていることだ。

 観音様のすぐ隣で笛や太鼓を演奏する人々、羽織袴の役員衆と踊り手でこの日の「ひよんどり」は行われていたが、さらに村人が一体となった祭りの情景が、その昔にはあったのではないだろうか?自分がその雑多な景色の中にいるのに欲の深い注文だが帰省した青年の懐かしい顔や老人が茶碗酒を酌み交わす様子が背景にあれば最高だと思った。

 

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