井伊直親の墓
細江町は祝田の都田川湖畔の井伊直親のお墓を参って来た。
丁度、近くにお届け物があったので久しぶりに立ち寄ったのだが、地域の人たちに丁重に祀られ静かに眠っていた。
直親は徳川四天王の一人、井伊直政の父だが戦乱の中不運な死を遂げた。家臣の讒言により松平元康(後の徳川家康)との内通を主君の今川氏真に疑われ、永禄5年12月14日に今川家の重臣・朝比奈泰朝に攻められて28才の若さで亡くなった。
戦乱の世のことなので良くある話なのだが、当地では主君が家臣にはめられた悲しい話として言い伝えられている。
今の墓は都田川の堤防の工事のため移転をした先にある。背後に三岳山が臨め二本の松と桜の木に囲まれて静かな雰囲気の中にあってお屋敷もあったという当時のたたずまいを感じることが出来る。
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