
昨日は地域協議会の町内視察だった。昼食はきじ亭さんだったが、自腹だった。せっかくきじ亭とお店の名前にあるようにキジ料理をと思ってキジ汁・とろろ御膳を頼んだ。
キジ汁は大きな、お椀に大まかに刻んだネギと共にたっぷりと入っている。これをざるに盛ったそばをつけ麺風にして食べる。夏向きの暖かいメニューだ。チンチンに熱くなくそばの味を堪能できる。実にうまい。どんぶり物の掛けそばのようにだし汁の利いたというよりは、そばの旨みを出すためとキジ肉の味を引き出すためにダシは薄めだ。大きく切ったネギのを掻き分けて底に箸をを入れて待望のキジ肉をさがす。
高価なものだろうか、やっと見つけた肉をかみ締めるが、あぶらみの少ないさらっとした肉で、噛めば噛むほど味が出る。ねぎといっしょに食べるがその軋んだところから出るネギ独特の旨みが伝わる。ごくと飲み込んではもったいないと思うほどにかみ締めて頂いた。
とろろ御膳とのバランスがいい。麺を食べ切っても、たっぷりのキジ汁が残っているので、スープのように飲む。貴重なキジ肉を底の方から、かき出すように、手繰り寄せて汁と共に飲み込む。普通はこうまでして汁を飲むと塩分でのどが渇くが、それがない。醤油と、七味で辛さをとった絶妙な味わいがいいのだろう。ギラギラスープの苦手な方にお奨めするヘルシーメニューのキジ汁そば・とろろ御膳をお試しあれ。