
第二回引佐地域協議会が28日開かれた。写真は区制に伴い空き室となった健康文化センターのホールであるが空き室対策もこれから重要な協議事項になっていくものと思われる。この日は新メンバーになって初めての本格的な協議会なので各委員それぞれ頑張って発言をされたようだ。
この中で環境基本計画の策定に関して中間報告がなされた。その基本方針は、循環型社会を創造する、健全で豊かな生活環境を保全する、自然と共生する都市を築く、市民と共に実践する、地球環境の保全に向け行動するの5点が挙げられていた。
まったくもって大切なことで、こういうことを常々心がけていれば住み良い地域になり、安心の生活が保たれるだろう。しかしながら政令指定都市になったとは言え、たかが日本国の一地域であって地球環境の保全を挙げて地球温暖化、オゾン層の保護対策等を基本方針に盛り込むことはいかがなものだろう。市民が一人ひとりが資源の分別に協力したり、買い物袋を持参したりすることの延長上に地球環境の保全が出来るのだから方針として挙げたい気持ちは判らなくはないが返って金太郎飴的でどこにでもあるような、綴り方で終わってしまわないだろうか?
こうした基本計画は、ただ参考本を読んだり、ネットで調べれば出来るものではない。現場に出て湖沼や河川の実態を知り、動植物の分布を知りと大変な作業が待っている。担当者が何人もいたり、外部へ頼んだりと潤沢に予算があれば、大局的なりっぱな環境基本計画ができるであろうがそうではないだろう。見栄えは悪くてももっと地方に即した、より実践できる基本方針を打ち出してほしいものだと思った。