
引佐町は渋川のお茶屋の友人が売り出した茶飴を以前紹介したことがある。渋川から連想すると渋そうだが名前ほど渋くはなく、ほんのりとした甘みとお茶の香りがマッチしておいしい飴が誕生した。
この飴は写真のように金太郎飴になっていて更に懐かしさを感じる。今回はこの金太郎飴になぞらえて一言書いてみた。
引佐地域協議会がさる12月22日(金)に行われ、いつものように分厚い資料をどんと提供された。10件以上の案件を協議するのであるから内容的にも薄くなって何となくさらっと過ごしてしまう。資料は厚く内容は薄くである。実際は4時間くらいは会議を行っているので聞いているだけでも疲れてしまう。
この中で
「浜松市教育総合計画(案) -はままつ 人づくり宣言-」なるものが先月諮問され、この日答申をすることになった。この総合計画(案)がいわゆる金太郎飴的で、まったく否が無く教育の指針が示されている。金太郎飴がどこを切っても同じように教育関係の指針はこういう所に落ち着くのであろう。しかしながら分厚い内容の総合計画(案)でずぶの素人では相当気を入れて読まなければ判らない。であるからこのことについて意見を述べよと言っても出ないのが現状であろう。

ただ、この
「浜松市教育総合計画(案) -はままつ 人づくり宣言-」の策定されたのが9月21日であってその後の全国的に広がった、いじめ問題や未履修問題で世間が揺れ動いた以前の内容であるから軌道修正をすべき点が無かろうかと素人根性で読み返してみた。
リンクを張ってあるのでまず見てもらいたい。宣言4の中に確かに「いじめ問題」は取り上げられているが「ニーズに応じた子ども支援をします」で括られている。最近の世論をみれば「いじめを無くして安心して学校へ通わせたい、そういう学校であるべきだ」という流れであるから宣言4の主文に「いじめ問題」を持ってくるべきではないかと意見を述べてみた。協議会の会場が一瞬静まりかえった。この沈黙が何を意味するのだろうか。
結局いろいろ意見を交えたが、こういうことは想定範囲で取り上げればきりがないので答申としては概ね了承ということになった。専門家の委員が考えたことにあえて意見をいうのはいかがなものか。ということなのだろうか?
教育再生会議も国レベルで行われ、いかにこの国の教育を良くしようと試みている。ただ報告書にまとめればよくなるもんじゃない。渋川茶飴のごとく、ほんのりとおやじやおふくろがちゃんと自分の子を見守ること大切なのでは。