15日市長お出かけ懇談会が開催された。市長はアメリカの都市、ロチェスター市との
姉妹都市協定締結をして帰国後だという。ハードなスケジュールの中ありがたいことである。
迎える引佐町側は折りしも秋祭りの真っ只中、それぞれの地域の老若男女が豊年を祝って楽しむ
年に一度の地域コミュニティーの日だった。何でこんな日にとの心配をよそに大勢の人が出席を
してくれて関係者も肩の荷を下ろしたことだろう。
さて内容的にはいつもの陳情型の質問が大半をしめていた。地域自治会や各種団体からの
要望は補助金や交付金の存続をしてほしいことや、減額を改めてほしいことなど当局にとっては
想定の範囲内のことであったと思う。こういったどぶ板的な陳情事は他の地域でも同様に
出ると思うが、苦しい財政の中どのようにやり繰りをして行くかが手腕の見せ所といったことだろう。
ただし、何もやらないで聞くだけで終わってしまっては住民の不満のガス抜きにしかならない。
かといって100%飲み込めば膨大な財政赤字を生み出すことになる。いろいろ議論はあろうかと
思うが結果の見える行政をお願いしたいと思う。
さて会場を見渡しても若い年代層の方がいないのが気になるところである。20代はもちろん
30代40代も少ない。全国的な傾向かも知れないが、こういう若年層が参加できないのは、
どうしてだろうか?この日の質問者1番手は老人会の方で市長も元気パワーもりもりの発言に
頼もしく思ったことだろう。逆に古い人ばっかりが元気のいい町と印象を受けたかもしれない。
若い人が大勢住んで彼らから意見がどんどん出るような町であったらと思う。市長の懇談会が
お役目で出る人だけだったら実に情けない話だが、現実にはこのようなことだ。
何か若い人たちに街づくりに参加する手立てはないだろうか?