
3月26日に引佐地域協議会が開かれた。この中で新浜松市の危機管理要綱が示されたが、これについては我々が意見を述べる立場にはないのだが一応質問の機会を与えてくれた。
突然のその日に渡されたのと、文章が縦横、同ピッチで読みづらかった点が災いして読解に苦しんだ。その場でさーっと目を通してあーだ、こうだと述べるだけの能力もないので沈黙を決め込んでいた訳だ。
浜松市の職員の危機管理に対する心構えとか対応の仕方が記されているにも関わらず、引佐町の北部地域への交番の設置等の要望とか、いささか方向違いの意見も出たが、「浜松市の危機管理に関することで、そちらは警察のことで関係ない」と議論がかみ合わなかったようだ。確かに危機管理の文面を見ればそういうことは判らなくともないが、「警察とも話し合って」とか言ってもらわなくては、何のための危機管理なのかが疑問府のつく要綱になってしまいそうだと思った。素人目には危機管理とは警察とか自衛隊に依存するのが当たり前と感じる向きもあって、ちぐはぐな話になったのだろう。
さて、問題の要綱であるが、「飲酒運転を職員が行ったらどうなるか」といった類のことが出てくる。
PDFファイルに一部照会。職員が起した事件事故に対して信用を失墜してしまったらどう対処すべきか。ということなのだろうが、これは浜松市職員組織のための危機管理であって、組織の保身を考えただけのものではないのか。確かに不祥事が相次いでそのようになることは危機に違いないがそんなことが無いようにすると言うことなら判るが他の危機と同列にしていいものか考えさせられた。
当たり前のことを危機管理などと言って、箸の上げ下ろしまで職員に言わなければならない組織にこそ危機管理能力が問われるのであると思うが皆さんどう思いますか?