
福島の知り合いから桃が届いた。甘い桃独特の香りが届いたその日から家中に広がった。
川中島白桃は完熟し柔らかい果肉とあふれる果汁、コクのある甘さがあり極上、至福の果実と書いてある。1日2日常温でおいた後、冷蔵庫に入れてから食べるとよいとのことだ。届いた日から2日経ったのでさっそく冷蔵庫で冷やして食べた。甘くコクのある桃独特の味を堪能することができた。世の中にこんな旨いものが存在するものかといいたくなるほどの旨さは食べて見たものでないと判らないだろう。
ところで川中島とはどうして付けたのだろうか?川中島は謙信と信玄が戦った有名な古戦場だがその周辺が桃の産地だったのだろうか。送られて来たのが福島だったで疑問に思ったのだが、おそらく川中島近くでブランド化された桃の品種が他地域に流れたのだろう。
地域ブランドと言えば三方原ポテトチップスの三方原じゃがいもがあるが、こちらは三方原で採れたじゃがいものみをいうのであって、同じ男爵いもでも別の地域の畑で採れた、じゃがいもはそうは言わない。三ヶ日みかんも同じくそのようなことが言えるのでこちらのほうが一般的なことだと思う。
前出の川中島白桃は地域ブランドが地域ブランドを乗り越えて他の地域に広がった例だがそう多くはないだろう。三方原といい、川中島といい古戦場を舞台にした地域ブランドは当時の兵どもの夢のあともさることながらインパクトのある名前に違いない。三方原ポテチがよく売れてるのも美味しさと同時に古戦場のネームバリューも一役買っているにかも知れない。