
てんてん郷しぶ川で山菜そばを食べた。蝉時雨がこだまする以外は何もない静かな山村リゾートだ。
先日この施設からお借りした、かき氷の機械を返却に伺ったおり、丁度昼食時だったので山菜そばを注文した。近くで天文教室を開いているジョーンズさんがてんてん郷のシェフをしている。名物のカレーは前回頂いたので今日はおそばを頂くことにした。
町内にはおそば屋さんがたくさんあってブログネタにもなりそうな、そんな下心もあってのことだ。指を折って数えただけでも20軒近くは日本そばやさんがある。富士宮やきそばならぬ、いなさの日本そば学会が出来そうだ。

10分ほど経って山菜そばが来た。お客さんは私一人だけだったし、まだ準備中だったにも関わらずさっと作ってくれた。そばは開田村から取り寄せているそうだ。遠州手延べ麺になれているので、もちもち感よりは信州そばのさらっとした感じが印象的だ。めんつゆはうす味でそのそばの味わいを引き出している。大きく刻んだ田舎風の油揚げはまだ大豆の香りが残っていて素朴な感じだ。となりのワラビ漬けとの調和が良くて、そばをすすると同時に口の中に流し込んでかみ締める。額に汗をかきながら「うまいなー」と思う瞬感だ。
このてんてん郷の施設はバンガローやコテージが充実していて山村リゾートを楽しむには最適だ。今もそばをすするすぐそばの電話が鳴り響き、施設の案内をしていた。
てんてん郷しぶ川は浜松市北区の最北端にある。この夏静かな山村リゾートを楽しむならご一考を。