
「ルール違反」!と赤い紙を張られたプラスチックゴミ袋を集積場で見かけた。
浜松市との合併に際しゴミ・資源物の出し方が4月から統一された。引佐町時代からは分別方法が幾分少なくなったので簡単になったと思いきや習慣の違いから戸惑っている住民の方も少なくないと思われる。
警告を受けたのはプラスチック製容器包装と廃プラスチックを混同して袋に入れて、プラスチック製容器包装を出す日に出されたものだった。廃プラスチックと日が違っているので確かにミスなのだが写真のように「ルール違反!」等など、まるで犯罪者を糾弾するような口調で張り紙が張られていた。
朝のゴミ・資源物の集積場はちょっとした井戸端会議の場所だ。そこには懐かしい住民のコミュニティーが展開される。この中で「いいよ、私が家に帰って分別して出し直すから」という親切な第3者、「みんなへ忠告になるからそのままで」との意見もあり様々だった。
それにしても前文に書いたような「ルール違反!」等の文面は如何かと思う。本当にルール違反をするものは、あえてこの集積場に持ち込まず、勝手に違法に処分をしている。ここまで持って来た人は地域の習いにしたがって持ち込んだもので「ルール違反!」と糾弾されることなどはしてはいない。老人世帯や中には配布されたパンフレットを理解できない人もある。単純な勘違いもあるだろう。せめて「このゴミ・資源物の出し方には誤りがあります。もう一度ゴミ・資源物の出し方についてのパンフレットを読むかご近所に相談してください」などの「ですます」調の張り紙に直したらどうだろう。
「ルール違反!」では折角の善意の社会参加が萎縮してしまうのではないだろうか?