11月13日久しぶりに三岳城跡に登った。宗良親王が詠んだ「夕暮れは、港もそこと白須賀の 入海かけて 霞む松原」の歌を検証する目的もあって快晴の日を選んだ。
白須賀は愛知県との県境近くの地名であるから、ここ三岳城跡に立てば浜名湖の向こうに見えるはずである。太平洋は銀色に輝いてはっきり見えるのだが白須賀辺りははっきりしない。おそらくイメージで詠んだのだろう。
宗良親王は2度井伊谷の地を訪れているが最初は吉野を出て海路を来て新居に着いた。その後浜名湖を来たのか陸路を歩いて来たかは分からないがとにかく井伊谷に来た。そして三岳の城で詠んだのがこの和歌なのだ。
ここ三岳城跡に立つと、はるばる海路を荒波と戦って到達した思いが読み取れる。しかしながらこの和歌が詠まれたのは城山という説もある。三岳より低い城山からだと細江公園の山並みがじゃまをして浜名湖の南端は見えない。三岳城跡に立つとこのことが確信できるのである。
月光乾麺さんも三岳城へ行きましたか。
私も和歌劇宗良親王からちょっとはまってまして、先週の土曜日に初めて行ってきました。
なんか重子姫の時代と考え合わせてちょっと感動してしまいました。
帰りに地元の人と話したら、お正月の初日の出に行く人もいるとか。
確かに景色もいいし、朝早くがんばって私もこようかな。
遠州から信濃へ北上した宗良親王。
どんなおもいでいたのだろ?
私も三岳城址や立須で思ったことを思い出しました。
宗良親王より少し東を行ったしっぺいたろう。
南北の道に哀愁を感じます。
20数年前、秋葉山奥の竜頭山で初日の出を見たとき
くっきりと御前崎から伊良湖まで見えたことがあります。
三岳から白須賀、見えたのでしょうか?
>よっちゃん
三岳山は何度行ってもいいところですね。最近は新東名のフルーツパーク辺りが様変わりして時代の変遷を感じます。
また風力発電のプロペラが回るのも時間の問題ですね。
時々は三岳山に登って世の移り変わりを見届けたいものです。
おがさん>
三岳山は海抜が低いのでしょうか?海岸線は見えません。竜頭山ほどの高度が必要かもしれませんね。
太平洋のギラギラした海原は見えましたので、およそ白須賀付近は想像できます。
おそらく昔は今ほど大気の汚れが無かったのでくっきりいと見えたのではないでしょうか。
多利野さんのブログは時々拝見して活動的な人だなあと感心しています。
今後ともよろしくお願いします。
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