寺野ひよんどり

月光乾麺

2008年01月03日 19:28

 寺野のひよんどりに行って来た。道ぐろの臨時駐車場は満杯でさらに進めて止めた。笛や太鼓の音が遠くからも聞こえて来てきた。
 裏手から三日堂に入ったが山からの冷気が降りて寒さが厳しく感じられた。お堂の前は100人以上の見物客が熱心に舞を見ていた。見物席の後ろのほうでは焚き火があって近づけないくらいに燃え盛っている。冷えた体を温めるには充分な火力だ。その横で立ち見を決め込んだ。
 知人に行き会うと挨拶を交わしながら舞を見物した。山懐に抱かれ素朴な舞を演ずる姿を撮ろうと多くのカメラマンがシャッターを切りビデオを撮っている。伝統芸能に別段興味があるわけではないのだが、その仲間に混じりシャッターを切った。ズームアップすると手振れでいい写真が撮れなかったがカメラマン気取りを味わうには充分の体験をした。
 会場の周りでは五平餅などの土産物が売られ、振る舞い酒に酔いしれる見物客や村人の姿もあった。年に一度のお祭りが延々と繰り広げられていた。クライマックスの鬼の舞まではお付き合いが出来なかったがのどかな正月気分を満喫できた。