ガラス細工の1升ビン
ガラス細工の施してある1升空ビンを回収した。某大手住宅会社が上棟祝いにお客様に贈ったものだ。スカイブルーの高級感の漂う日本酒のビンをドリルなどで加工して金色の文字を浮き出してある。
もらったお施主さんはたいそう喜び日本酒の美味しさも手伝ってか心地よい一時を過ごしたに違いない。ガラス細工はその技法が確立され薄いグラスとか前出のようなビン類をはじめガラスというガラスに細工が出来るようだ。そして、その技巧の綿密さと美しさにただほれ込んでしまう。
但し自分でお金を出して手に入れるかと思うと私の場合、そうしないだろう。どんなに美しくても技巧がすばらしくても所詮、器は器なのだ。旅の記念の土産とか贈り物には買うことはあっても多分日用のアイテムとしては用いない。いわばセンスの問題で本当はこういうことに感じ入り生活の中に取り入れる感性を持ちたいものである。
おそらく空ビン引取り業者は持って行かないだろうから資源ごみとして割られてリサイクルされるだろう。きれいなガラス細工の1升ビンの運命はここで終わる。