黄色い口ばし
我が店先のツバメの巣から黄色い口ばしが覗き始めた。
このところ親鳥の出入りが激しくなったと思ったが、どうやら雛が孵ったようだ。まだ元気の良さそうな雛しか口ばしを持ち上げるまで行かないようだ。しかし巣の奥ではぐにゃぐにゃと動いているのでそのうちピーチクパーチクと競って口ばしを上げるシーンが見られると思う。
ツバメの卵から雛が孵るまでには相当の日数が掛かるものだ。ツバメの卵が生まれたことを書いたのが1ヶ月ほど前になるので、その間ずっとたまごを温めていたことになる。たいへんな苦労だ。
これからは餌を運ぶ仕事が多くなり親鳥たちの労力もさらに大変になる。しかしながら小鳥の成長は早いものでピヨピヨと餌を運んでいたかと思うと成長してパーッと飛び立っていく。我が家も似たようなことがある。やっと3人の子供たちも社会人になって給料をもらってくるようになった。今ままでの苦労をよそに、自分たちの稼ぎであるかのように好いたよう使って生活をしている。父の日も近いが感謝の一言くらいは言ってほしいものである。