雲水町を行く

月光乾麺

2007年05月03日 17:36

 方廣寺の雲水さんが托鉢で町を訪れた。「うぉー」と掛け声を出して町通りを行く様は初夏の風物詩だ。
 毎年修行に望む雲水さんの最初の修行カリキュラムであろうか。先輩のお坊さんと一緒に、それぞれのお宅を訪問する。玄関口で家人が出てくるまで「うぉー」と呼びかけ、エプロンのようなものを広げそこにお金を乗せて頂く。念仏を唱えている間、こちらはなすすべも無く合掌をする。やがて短い念仏も終わり一礼して去っていく。
 1軒100円づつ集めて100軒歩けば・・・などと下種の勘繰りをよそに修行僧は町を後にした。
 聞くところによれば朝は3時半に起きて坐禅から修行が始まるようだ。早起きだけでも辛いことなのによくやるものだ。はやく立派な坊さんになってもらいたい。