ユーカリのポール
写真はユーカリの剪定した残骸だ。引佐運動公園スポルテンからみかん園を抜けて上部に出るとユーカリを植えた段々畑に出る。この畑の中の道を行くと背後に井伊谷の町から遠くは浜名湖、浜松市中心部が一望できてすばらしいウォーキングコースとなる。
この棒状の枝を見て、はたと思いついたのが「みをつくし文化センター」でのまちづくりフォーラムでコーディネーターから紹介のあったノルディックウォーキングのポールだ。
折角業者さんをお招きして、本物のポールを見せてくれたのに、申し訳ないことだが、このユーカリの棒っ切れで間に合わせることは出来ないものかと、ついつい貧乏性がでてしまった。
実際、身体にあった長さに調節しなければ、健康的にもいい効果が出ないなど、棒っ切れは棒っ切れなのだが、ユーカリとてアロマチックな植物だ。どこで切っても惜しくない廃材でもあるし、究極の地域資源ではないだろうか。
集めてきて老人のパワーで仕上げて頂いたら一石に二鳥ではないかとさっそくカメラを握る手を棒っ切れに変えてウォーキングを開始した。
会場で紹介されたように歩行が楽で、見る見る高度を稼ぐことができた。前出の背後の景色の素晴らしさと合わせれば、りっぱな地域資源の掘り起こしとなるのではと夢が膨らむばかりだった。
スポルテンがノルディックウォーキングの基地となって貸し出し用のポールを備えれば又一つの魅力が加わることになる。