UFO?

月光乾麺

2009年01月03日 10:07

 写真の未確認飛行物体のような物は引佐町から滝沢町に続く峰々に建設される風車の基礎部分だ。ソフトボールの試合が出来るくらいの広さに整地された風車の1号機建設予定地の中央に、この基礎部分が作られていた。直径は目測5mほどで完成する高さに比べ小さいような気もする。さらに100m行けば2号機の場所があり、この林道沿いに10本が建設されるようである。

 引佐町にある立須峰のすぐ近くに1号機が出来るので、立須峰を知っている人ならだれでも行ける。しかしこの風力発電の建設に伴い道路が通行止めになっていたので正月休みを待って行ってみた訳だ。ここに風車を建設するに当たり、川名方面の山を削り、作業道路が出来た。幅10mに満たないほどだが、くの字に曲がるところは相当に幅を広くとってある。40mもの大きな羽根や機材を運ぶのだから綿密に計算された道だと思うが、大丈夫かなと思われるほどのカーブの箇所もある。準備は整ったので正月明けには輸送と組み立てが始まることになる。どんな様子になるか興味津々だ。

 このような道も今では重機が発達したお陰で短時間に出来るのだなあと感心させられた。さらに立須峰から富士山方向を見れば、ここの峰々よりも高く風当たりが強そうな地形はいくらでもある。こうした所にも風力発電設備をすれば何十倍何百倍もの電力が生み出されるのではと思う。



 今、派遣切りと言われて8万の人が職を失った。さらに合理化や倒産などで職を失った人はもっとたくさんいる。こうした余剰労働力使って将来の風力発電建設に伴う資材の輸送道路と効率のよい林業が行える林道機能を備えた道を作れば平成のニューディールになるのではと、ふと思った。2兆円のバラ撒きよりも、こうした作業をする人たちへの賃金の割り増しに当てれば100万人くらいの雇用が創出できるのではないだろうか。

 今日は寺野ひよんどりだ。先生方は各地の伝統行事やイベントに西に東に走りまわる正月のことだろう。そういうこともいいが国民はこういう日本版オババ見たいな事をぶち上げる先生を待ち望んでいるのでは?

 などと正月早々富士山を仰ぐと壮大な夢を見るものだ。今日も天気がいい。太平洋がキラキラと輝き東に富士、西に浜名湖と眼下に望める立須峰行ってみたら如何かな。