ナンバンギセル

月光乾麺

2006年09月09日 20:15

富幕山頂上付近の電信柱の傍らに「ナンバンキセル右20m」なる

小さな案内板を見つけました。



富幕山を管理してくださっている方か、山野草の愛好家さんかは

存じませんがありがたいことです。

ナンバンキセルとはススキやサトウキビ、ショウガなどに寄生する

一年草だそうです。寄生植物は、他の植物の茎や根から栄養分を得ている

植物であることは、想像に値しますが、その珍しさからか、可憐さからか

園芸植物として人気があるようです。

人間社会では一頃パラサイトと呼ばれ、今でいうニートと並んで社会問題に

取り上げられていた時期もありましたが、植物の世界では希少なようです。

実際にナンバンギセル右20m付近を探すと確かに紫色の可憐な花が2、3株

咲いております。”キセル”とはぴったりのネーミングですね。



「ここで見るから美しい」のです。決して採らないでくださいね。

写真に収めるのは大いに結構です。富幕山は今からが山野草の季節です。

「オミナエシ、マツムシソウ」なら群生していますし、

「ヒオウギ」は中々見つかりませんが、その美しさは遠くからでも

すぐに判ります。



富幕山は本日山開きでした。