菊水一番しぼり

月光乾麺

2008年12月13日 20:05

 冬季限定「ふなぐち菊水一番しぼり」を飲んでみた。地域おこし集団、井伊谷睦会の忘年会が12日に行われたがその時の酒だ。

 睦会においては、いなさ人形劇まつりも、まずまずの売り上げがあった。また親睦旅行も2度実施されたりと今年は充実した1年だったようだ。忘年会ということで色々の酒が出されたが、この「菊水一番しぼり」が中高年のおじさんたちには人気があった。

 余り物のしし肉があったので味噌煮込みにしてささやかな宴を催したのだが、濃い目の味付けには濃厚な酒というセオリー通りの組み合わせで頂いたので余計に旨かったのかもしれない。痛風持ちの禁断の酒ではあったが軽く湯飲みに一杯飲んでしまった次第だ。
 この「ふなぐち菊水一番しぼり」は加熱処理を行わない生原酒だ。だから遮光性のアルミ蒸着袋に入っていて品質管理もいいし、高級感も漂う。だから2300円という値段を聞いて皆んなはもう一度びっくりする。原酒であるから19度というアルコール度数から来るコクのある味わいは初冬の外気温くらいの酒温でピッタリだ。精米歩合は70%と高いがコストの関係からギリギ
リの線を出している。米の質にも寄るがここで10%余計に削っても差が出ないどころかコスト高になると思われるからだ。

 やや温もりのある小部屋で飲むと咽の奥にキリットした美味さと香りが吸い込まれていく感じを覚えれば納得がいくはずである。「ふなぐち菊水一番しぼり」は前出のように価格帯としては、やや高いがプレミアムの付いた新潟ブランドよりは同じ新潟産でも買いやすいし、お得な酒だと思う。限定のためどこの酒屋にあるとも限らないが当店で取り扱っている。お正月に美味い酒を求めるなら早めに買って置いて損はないと思われるので早めの購入をお願いする。