飽食の時代
この写真はパーティー終了後の料理の様子だ。某政治団体の講演会の後のパーティーだったが中締めということで食いちらげて終わった。誠に申し訳ない思いで1枚の写真を撮って席をたった。
その講演は「ヒゲの隊長」こと佐藤正久・陸上自衛隊イラク先遣隊長元1等陸佐のお話だった。イラクの復興支援に先遣隊として乗り込んだ当時、世論を2分した政策の中でTVやマスコミ各誌に登場した人物だ。
さすが大きな任務やり終えた人の話はすばらしい。現地の人の気持ちになって行動したこと、必ず隊員を家族の元に帰すという思いで望んだことなど感動的なシーンを交えて話をしてくれた。また三つの目(鳥の目、虫の目、魚の目)の話をした。
「鳥の目」全体像を見渡す。全体図を見てイメージアップをすること。
「虫の目」現場の目でみて実行可能にすること。すべてが現場にあるのでしっかりと見ろということ。
「魚の目」潮の流れの変化を読む目。
このようないい話を聞いた後のパーティーでの食い散らかし、サマーワの人たちの貧困を他所に飽食の時代にいる我々の今の姿は何だろうという思いが胸に深く刺さった。